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The Facts : Obsessive Compulsive Disorder
オックスフォード大学出版局のファクトシリーズは,すでに精神医学・神経学分野のいくつかの病気について訳出されています。これらのファクトシリーズは,一般向けであるのでもちろん理解しやすく書かれていますが,その内容の高度さは専門家にとっても読み応えのあるものばかりです。残念ながら,日本ではファクトシリーズに匹敵するような専門的で役に立つ一般向けの医学書はまだ数少ないと思います。本書もこのようなファクトシリーズの中の1巻として遜色のないものであったので翻訳に着手しました。本書が強迫性障害をもつ患者,家族,その関係者だけでなく,この病気の診断・治療に携わる専門職の方にも得難い情報を提供するものと信じます。 2002年1月 信州 八ヶ岳山麓にて 貝谷久宣
本書は,強迫性障害について読者の方々に基礎的な情報を提供しようという目的で書かれました。この病気は,クリニックや病院で遭遇する機会の比較的多い神経症性の疾患で,これまで考えられていた以上に広くはびこっています。最近のいくつかの調査によれば,その生涯有病率は,総人口の2%にも及びますが,治療を求めて来診する人々は,かなり重症な患者に限られています。 パドマル・ド・シルヴァ,スタンレー・ラックマン
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| 強迫性障害とは何か | ||
| T. | 強迫観念とは 「強迫観念」という言葉の様々な用法/どんなものに強迫観念を抱くのでしょうか |
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| U. | 強迫行為とは 隠れた強迫行為/強迫行為の随意性/抵抗/「強迫行為」という言葉の異なる使い方/こうしなければならない |
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| V. | 強迫性障害の診断 普通の人の強迫観念と強迫行為/迷信/苦しみと生活への支障 |
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| W. | 強迫観念と強迫行為の関係 | |
| X. | 強迫体験の諸要素 トリガー/強迫観念/不快感/強迫衝動/強迫行動/不快感の軽減/災難恐怖/責任感の増大/保証を求める/回避/中断 |
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| Y. | その他のキーワード 儀式とは/反芻とは |
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| 強迫性障害と他の疾患との関係 | ||
| T. | 強迫性障害とその他の精神障害との関連性 うつ病/精神分裂病/恐怖症/神経性食欲不振症/神経性過食症/心的外傷後ストレス障害(PTSD)/ジル・ド・ラ・トゥレット症候群(トゥレット症候群)/身体醜形障害/器質性脳障害 |
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| U. | 強迫性人格 | |
| V. | 強迫性人格障害 | |
| 強迫性障害の患者たち | ||
| T. | 主な臨床病型 洗浄強迫の人々/確認強迫の人々/その他のそれとわかる強迫行為を示す人々/ある患者の1日の報告/収集強迫の人々/目に見える強迫行為を伴わない強迫観念を示す人々/原発性強迫性動作緩慢の人々 |
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| U. | 一般的な解説 複数の問題の存在/数の重要性/回避が主な問題である場合/優柔不断/完璧主義 |
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| 家族,仕事,社会生活への影響 | ||
| T. | 家族にどのような影響が及ぶでしょうか ある母親の報告 |
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| U. | 仕事や社会生活への影響 | |
| V. | セックスと結婚 | |
| 有病率とその要因 | ||
| T. | 強迫性障害はどれほど頻繁に発症しますか? | |
| U. | 性と年齢 | |
| V. | 結婚,家族,社会階層,教育 | |
| W. | 障害の経過 | |
| X. | 強迫性障害の発症にかかわる要因 病気を引き起こす出来事とストレス/親からの影響/遺伝性 |
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| Y. | 文化と強迫性障害 | |
| Z. | 子供の強迫観念と強迫行為 | |
| [. | 高齢者の強迫観念と強迫行為 | |
| 様々な理論と説明 | ||
| T. | 精神分析の考え方 | |
| U. | 学習理論 | |
| V. | 生物学的原因説 | |
| W. | その他のアプローチ | |
| X. | 結論 | |
| 治療 | ||
| T. | 行動療法 行動療法とは何か/認知行動療法 |
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| U. | 顕性儀式を伴う患者に対する暴露療法と反応防止療法 理論的根拠/モデリングの役割/想像上の暴露/治療の実際/症例一洗浄強迫患者の治療/その他の顕性儀式に対する治療/回避の軽減/治療成績 |
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| V. | 顕性儀式を伴わない患者に対する治療 思考停止法/気をまぎらわせる/強迫観念への暴露/トリガーへの暴露/思考の誇張/強迫観念がもつ意味を弱める/潜在性の強迫行為を治療する/特定の時間を設ける治療法/イメージの問題/治療成績 |
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| W. | 収集強迫の治療 | |
| X. | 原発性強迫性動作緩慢の治療 症例 |
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| Y. | その他の行動療法の方法 | |
| Z. | 治療に際しての問題点 抑うつの影響/動機づけと協力 |
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| [. | その他の心理学的治療法 心理療法/催眠療法/集団療法 |
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| \. | 非心理療法 薬物療法/精神外科/電気痙攣療法(ECT) |
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| ]. | 小児の強迫性障害の治療 | |
| 判定と評価 | ||
| T. | 判定の目的 | |
| U. | 判定はどのようになされるのでしょうか? 患者へのインタビュー/自己採点/患者以外の人たちへのインタビュー/行動テストと直接観察/患者による記録作り/質問表とインベントリー/精神生理学的アセスメント |
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| V. | 治療効果の評価のための判定 | |
| 実際的なアド八イス | ||
| T. | 本当に問題があるのだろうか? いくつかの重要な質問/家族についての心配事 |
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| U. | アドバイスを求める 治療者を見つける/治療者によるアセスメント/治療計画の作成と実行/協力の必要性/社会復帰の問題/治療後/薬物の使用/脳手術 |
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| V. | 自己治療 目標を定める/他人の協力を得る/記録をつける/治療の実施/問題の受け止め方/注意点 |
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| W. | 希望の言葉 | |
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| 付録1 リラックスの仕方を覚える:簡単なガイド 付録2 強迫性障害に使用される向精神薬 付録3 モーズレイ強迫症状評価尺度(MOCI) 付録4 相談にのってくれる団体の住所 付録5 役に立つ読み物 |
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