貝谷先生に疑問や不安に回答してもらいました

ほかの人に理解してもらえない苦しみや、パニック発作の恐怖を抱えながら、苦しむ患者さん。なかなか人に聞けないパニック障害の不安や疑問について、貝谷医師に答えていただきました。

貝谷医師のこれだけは言いたい!

 パニック障害は必ずよくなる病気です。ただ自己努力、自力本願で症状をよくする病気なのです。薬はよくするためのひとつのステップで、最後は自分で節制をすることです。パニック障害の治療は、病気を治すだけではなくて、人生の質を上げてくれます。それをお手伝いしてサポートするのが私たち医師の使命だと考え、坐禅瞑想法や皇居ウォーキング、ヨガなどの新しい治療を取り入れ、患者さんとともに歩んでいます。

鳥越さんの言葉

 僕自身、高所恐怖症や閉所恐怖症を持っていますし、飛行機の中でジエットの爆音に耐え切れなくなる自分を想像してドキドキしたこともありましたが、ギリギリのところまで行って引き返しています。貝谷先生のお話を伺って、僕もあの症状が行き過ぎたらパニック障害になったのかもしれないなと感じました。僕の場合、セルフコントロールする力を失わなかったから、自分で自分を守ってこられたのだと思います。