不安の医学

−摂食障害−

日 時
平成14年2月3日(日)
PM 1:30 〜 5:10
(開場 PM 1:00)

場 所
早稲田大学 国際会議場
井深大記念講堂

入場料
無料(先着450席)

 現代は飽食の時代といわれる一方で、やせを美しいとする価値観が強く流行している。思春期の女性は大人としての女性性を獲得するときに、生理的に食欲が旺盛となり体脂肪の急激な増加をきたす。一部の女性においてこれらの変化を適切に受け入れられない場合がある。我が国においても欧米の先進国と同様に摂食障害患者の急増が指摘されている。1976年、イギリスのCrispの調査では若い女性の100人に1人、また1988年のアメリカのGarfinkelの調査では100人の若い女性(12〜19歳)の中に1人の神経性食欲不振症と3人の神経性過敏症がいると報告している。日本における疫学的調査では若い女性の1,500人に1人ぐらいの数値が出ている。また、その予後に関する研究において20〜25%の患者さんは10年、20年という長い経過を持っていることが指摘されている。そこで、不安・抑うつ臨床研究会としては今回このテーマを取りあげた。

プログラム

PM1:30〜2:10
「摂食障害とは」
座長/東京大学心療内科
(久保木富房教授)
川村学園女子大学大学院人文科学研究科
(末松弘行教授)

PM2:10〜2:50
「摂食障害:精神科からのアプローチ」
座長/医療法人和楽会
心療内科・神経科赤坂クリニック
(貝谷久宣先生)
京都府立医科大学精神医学教室
(山下達久先生)

PM2:50〜3:30
「摂食障害:心療内科からのアプローチ」
座長/早稲田大学人間科学部
(野村忍教授)
東京女子医科大学付属第二病院内科
(山中学先生)

PM3:30〜3:50  20分間休憩

PM3:50〜4:30
「摂食障害の再養育療法」
座長/早稲田大学人間科学部
(坂野雄二教授)
九段坂病院心療内科医長
(山岡昌之先生)

PM4:30〜5:10
「摂食障害の行動療法」
座長/国立精神・神経センター国府台病院
(樋ロ輝彦院長)
大阪市立大学大学院医学研究科神経精神医学
(切池信夫教授)


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