−強迫性障害−

日 時
平成20年4月19日(土)
PM 1:15〜 4:05(開場12:45)

場 所
名古屋市中区役所ホール

入場料
無料(先着500名)

強迫性障害とは不潔物や自分のミスを恐れ,手洗いや確認を繰り返し行う状態です。一度発症すると徐々に悪化し,手洗いに10分以上,入浴に2時間以上かかることがあります。戸締まりなどの確認を自分ですると終わらないため,家族が代わりに確認をすることもあります。思春期・青年期に発症することが多く,この場合は親が手伝うことになります。一度,手伝いを始めると止めるためには親子双方に相当な努力が必要です。
最近は効果的な薬物療法をどこでも受けられるようになりました。しかし,薬物療法のみでは普通の生活に戻ることは難しく,薬を中断すると元に戻ってしまいます。治ったと言えるようになるためには行動療法も必要です。
一方,行動療法の専門家は数が少なく,希望しても受けられない方が大半です。
今年1月,なごやメンタルクリニックに強迫性障害の専門医,原井院長が赴任いたしました。国立病院で毎年100人以上の強迫性障害の患者を治療してきた実績があります。
この講演会で,強迫性障害はどのような病気か,近縁の病態にはどのようなものがあるか,そして治療の方法について知識を得ることができます。そして,治療を受けたがらない患者を,どのように動機づけすれば良いかについて具体例から学ぶことができます。最後に,治療を受けて改善した患者さんに治療体験談を話していただきます。


●プログラム●


司会

医療法人 和楽会 理事長
貝谷 久宣

● PM 1:15〜 1:20

司会者 挨拶


● PM 1:20〜 2:
00

強迫性障害とその周辺の病気

東京大学医学部心療内科 名誉教授
久保木 富房

● PM 2:00〜 2:20

癒しの音楽

ヴァイオリン奏者
田中 美帆
(国立音楽大学器楽学科ヴァイオリン専攻卒業)

ピアノ伴奏
田中 京子


● PM 2:20〜 2:35

休憩

● PM 2:35〜 3:15

強迫性障害の治療

  なごやメンタルクリニック 院長
原井 宏明

● PM 3:15〜 4:00

強迫性障害の闘病体験談
 実際の患者さん

インタビューアー
なごやメンタルクリニック 心理士
岡嶋 美代

● PM 4:00〜 4:05

閉会挨拶

  医療法人 和楽会 理事長
貝谷 久宣