第6回 横浜講演会 テーマ「壮年期のうつ病」

日時
平成22年2月21日(日) PM 2:00より (開場PM1:30)

場所
はまぎんホール ヴィアマーレ 入場無料(先着500席)
〒220-8611 横浜市西区みなとみらい3-1-1
http://www.yokohama-viamare.or.jp/access.html

交通
JR京浜東北根岸線・横浜市営地下鉄「桜木町駅」動く歩道利用5分
  みなとみらい線 みなとみらい駅下車 「クイーンズスクエア連絡口」
「けやき通り口」より 徒歩7分


はじめに

 臨床の現場からみていますと、21世紀になって、日本社会が大きく変化し、生き辛い社会になってきたことを痛感します。終身雇用制から成果主義・能力主義へと移り、企業は企業自体の収益・存続を重要視するようになりました。それに伴い、人の使い捨てが起こるようになり、一般の従業員はいつも転職を意識するようになりました。また、派遣社員制度が大規模に導入され、企業は社員に対して非常に厳しくなりました。
 30代、40代の正規社員は過重労働でうつ病になり、非正規社員は低賃金による経済的困窮でうつ病になり、失業者はうつ病からホームレスになったり、自殺を考えるようになったりします。うつ病の延長上に自殺があり、1998年から11年連続自殺者数は3万人を超え、2009年の自殺者数は3万4千人を超える史上最悪の状況が推察されています。うつ病は誰にでも起こる身近な病気ですが、放置し重症化すると15%の方々が自殺してしまいます。
 この講演会では、うつ病の成因、症状、治療法について、第一線で活躍されている先生方にお話ししていただきます。この講演会を通して、早期発見・早期治療による明るい社会作りに貢献していきたいと考えています。

平成21年 如月 吉日 

プログラム

総合司会:医療法人和楽会 理事長 貝谷久宣

PM 2:00〜2:40
「うつ病の脳内機構」(一般講演)
東邦大学医学部医学科講師 船戸弘正

PM 2:40〜3:20
「急増する青壮年のうつ −生き辛くなった日本社会−」(一般講演)
    医療法人和楽会 横浜クリニック院長
東洋英和女学院大学人間科学部教授 山田和夫

PM 3:20〜3:40 休憩

PM 3:40〜4:40
「うつ病をどう考えるか」(特別講演)
防衛医科大学校精神医学講座教授
防衛医科大学校病院副院長
日本うつ病学会理事長
野村総一郎

PM 4:40〜5:00 質疑応答

 共 催:NPO不安・抑うつ臨床研究会.明治製菓株式会社
事務局:医療法人和楽会 横浜クリニック

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