脳内時計の進め方

 パニック障害の患者さんは夜更かしが多い。昼夜逆転にまでおよび、そのために仕事につけない人も時々見ますノー。困ったことジャ。ヒトの脳内時計は放置すれば自然に遅れるような仕組みになっておる。だから、生活のけじめがなく、起きる時間にきちんと起きないと、どんどん夜型になってしまう。このような状態を直すにはそれなりの努力が必要ジャ。まず、無理してでも早く起きること。何も用事がなければおきる必要がないから、眠気に負けてしまいますゾ。だから、毎日、目的意識をもって生きる必要があります。要するに毎日の計画表を作って、それを必ず実行することジャ。それをよりしやすくするには、1時間半の睡眠ユニットを理解して、睡眠時間を6時間、7時間半、または9時間としてその区切りで起きるようにすると目覚めが良いはずジャ。起きたらまず太陽の明るい光を浴びますのジャ。さらに、朝風呂やシャワー、朝食、軽い運動をして、リズムを整えると良いですゾ。そうしたら時計はきちんと進んでくれます。釣りやスキーやデートのときは朝早く起きれますナ。楽しいことがあったり、目的意識があると脳内時計は簡単に進んでくれます。毎日楽しい計画をたくさん作ってくだサレ。

Que Sera Sera VOL.46 2006 AUTUMN