図2  

 

 

図2 5-HTシナプスとパニック障害(貝谷久宣,1996 6)より改変引用)
神経終末から5-HTを遊離させる作用のあるフェンフルラミンや,5-HT受容体5-HT1および5-HT2のアゴニストであるメトクロロフェニルピペラジンをパニック障害患者に投与すると高率にパニック発作が起きる.5-HTの再吸収阻害薬であるクロミプラミンをパニック障害患者に投与すると初期に一過性にパニック発作が増悪するが,投与をつづけると治療効果が出現する.これは当初5-HT機能が亢進し一過性に悪化し,その後5-HT受容体のダウンレギュレーションが生じてきて,治療効果が出現するものと考えられている.これらのことから,パニック障害患者では脳内5-HT神経伝達機能が亢進してくるとパニック発作が生じると考えられる.