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  パニック障害

当てはまるものがありますか?

突然わけもなく恐怖感にかられることがありますか?
その時の症状にあてはまるものがあったら の中にチェックしてみましょう。

胸が痛んだり、動悸がする。
息をするのがつらく、胸がつかえた感じがする。
めまいがしたり、汗をかく。
胃の調子が悪い、吐き気がする。
ぶるぶる震えたり、体がうずくことがある。
とんでもないことをするのではないかと思う。
自分が自分でないような気がする。
自分は死ぬのではないか、気が狂うのではないかと思う。

これらに該当する項目があったら、あなたはパニック障害かもしれません。

パニック障害は病気であるので治療が必要です。この病気にかかることはあなたのせいではないのです。決して悩むことはありません。この冊子を読んでどうしたらよいか考えてみましょう。 きっと憂うつな気分も消えていつも通りの生活ができますよ。

1.パニック障害とは?

パニック障害は医学的な病気です。薬や治療によって治すことが出来ます。パニック障害になると、わけもなく急に怖くなります。このような頻繁に起こる恐怖感は、パニック発作といわれます。パニック発作には、動悸、息切れ、めまいなどの症状もあります。

パニック発作は何の兆しもなく時・場所をえらびません。しかししばしばスーパーやショッピングモール、人混み、旅行の最中に起こります。

また発作が起きてしまうのではないかという恐怖感にかられ、一度発作が起こった場所を遠ざけるようになります。家から出られなくなってしまう患者さんもいます。
パニック発作は長く続きませんが、それが一生続くのではないかと不安に思ってしまうのです。

2.パニック発作はいつ発症し、どのくらい続くのでしょうか。

たいてい18から24才ぐらいの青年期に発症します。あるいは、ストレスの多い時期、例えば恋人に先立たれてしまった時や出産後などに発症したりする人もいます。

誰もがパニック障害になる可能性があるのですが、男性より女性に多い病気です。家系も関係するようです。

パニック障害は数ヶ月ないし数年続きます。

3.この病気にかかっているのは私だけ?

いいえ、違います。あなただけではありません。現在200万人の日本人がパニック障害であるといわれています。

4.私に出来ることは?

医師に恐怖心やパニック発作について相談してみましょう。
パニック障害が普段の生活に支障をきたしていることを医師に相談して下さい。
この冊子を見せるのもいいかもしれません。どのような症状だか説明しやすいでしょう。
他の病気にかかっていないか医師に確認してもらいましょう。

医師がパニック障害を診ているかどうかきいてみましょう。
パニック障害の患者さんを治療するには専門的知識がいります。もし専門家でない場合は専門医を紹介してもらいましょう。

必ず治ります。

5.医師はどんなことをするの?

医師は薬を処方します。薬を服用してから数週間で症状が改善します。
多くのパニック障害患者さんは専門医やカウンセラーに相談する事があります。これは行動療法とよばれるものです。治療によって恐怖感や不安感を少なくする事が出来ます。

ある患者さんの事例です。

“ある日、なんの兆候もなく急に怖くなりました。 このまま死んでしまうのではないかと思うくらいの恐怖心でした。心臓がバクバクして頭がぐらぐらしました。このような症状が2週間に一回起こります。気を失ってしまうのではないかと思ったほどです。

“発作が起これば起こるほど、どんどん恐怖心が強くなりました。いつも怯えて生活していました。次にいつまた発作が起こるか分からなかったのです。とても怖くて家や安心できる場所から離れることが出来ませんでした。

“友人は私があまりにも怖がっているのを見て、医師に相談することを勧めてくれました。私はパニック障害と診断されました。先生は恐怖心を軽減してくれる薬を処方してくれました。カウンセリングにも通い恐怖心の対処法を教えてもらっています。根気強い努力がいりましたが、数ヶ月の薬物治療とカウンセリングによってもとの自分に戻った気がします。

覚えていて下さい-----今すぐ治療できます。
恐怖心とパニック発作について医師に相談しましょう

米国精神保健研究所冊子より
(NIH Publication No.00-4679)
翻訳:白澤 彰子