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治療学 vol. 34  no.12, 61-74,  2000

[ 座 談 会 ] 軽症うつ病

軽症うつ病の診断と治療

 

出席者(発言順)
(司会)久保木富房 東京大学医学部分院心療内科 教授
    坪井康次 東邦大学医学部心身医学 教授
    貝谷久宣 なごやメンタルクリニック 院長
    田島 治 杏林大学保健学部精神保健学 教授

左から 田島 治・貝谷久宣・久保木富房・坪井康次の各氏
2000年8月29日・東京

久保木 重症のうつ病ないしは双極性のうつ病,あるいは従来いわれている躁うつ病など,だれがみてもうつ病とわかるような精神症状が非常に顕著な場合には,あまり診断に困らないのですが,一般内科の医師あるいは精神科以外の臨床の場で仕事をされている医師のところにも,不眠とか,食事がよくとれない,あちこちが痛いという身体症状を訴え,軽めであまりはっきりとした精神症状を示さない患者が意外と多いということが20〜30年くらい前からいわれています。そのようなことで,今日は「軽症うつ病」というテーマで,診断と治療について心療内科、また精神科の立場からお話ししていただこうと思っています。

疾患概念と診断基準の推移
診断のこつとポイント
薬物療法に関して
生活指導について
再発予防をめざして

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