第22回 ワークショップ 詳細

第22回 東京認知行動療法アカデミー ワークショップ

◆日時◆
2011年4月17日(日)
◆会場◆
早稲田大学国際会議場
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田 1-20-14
◆テーマ◆
「 うつ 」「 不眠 」
申し込みは終了いたしました。


◆受付締切◆
2011年4月11日(月) までにご希望の回のページにある 申し込みボタン にてお申し込みくださいませ。
◆当日受付可能な講座◆
ございません。締切日までにお申し込みくださいませ。
◆受講資格について◆
受講できるのは、原則として、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、薬剤師、教員免許、学校心理士、産業カウンセラーの資格を持つ方か、心理学系の学部に在学中か卒業された方、心理系の大学院に在学中か修了された方です。
武田先生のワークショップ
※満席となりました
岡島先生のワークショップ
※満席となりました
藤澤先生のワークショップ
※満席となりました
岡田先生のワークショップ
※満席となりました
◆受講費について◆
受講料は1科目ごとに8千円です。
◆受講者数について◆
各科目とも先着順に受け付け、定員に達した場合は〆切とさせていただきます。
◆証明書について◆
受講された方には、1科目ごとに、受講証明書を発行いたします。
詳しくは、「研修受講証明書発行のご案内」をご覧ください。

ワークショップ プログラム

◆第1会場◆
テーマ別
ワークショップ
「うつ」
番号 時間 講義タイトル
形式 [定員] 講師
1 9:30~11:30 弁証法的行動療法-抑うつ症状の高いケースへの適用
ワークショップ
[定員50]
満席となりました
武田 龍太郎
医療法人慶神会 武田病院 院長
2 12:30~15:30 うつ病の認知行動療法-厚生労働省治療マニュアルをもとに-
ワークショップ
[定員50]
満席となりました
藤澤 大介
国立がん研究センター東病院
緩和医療科・精神腫瘍科 医長
慶應義塾大学医学部精神神経科
3 16:00~19:00 うつ病の集団認知行動療法
ワークショップ
[定員40]
満席となりました
岡田 佳詠
筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授
◆第2会場◆
テーマ別
ワークショップ
「不眠」
番号 時間 講義タイトル
形式 [定員] 講師
4 10:00~11:30 広がる睡眠医療~期待される臨床心理士の役割~
講義
[定員50]
塩見 利明
愛知医科大学医学部教授(大学院医学研究科臨床医学系睡眠医学)
愛知医科大学病院 睡眠科部長(兼職 睡眠医療センター部長)
日本睡眠学会副理事長
5 12:30~15:30 不眠症の認知行動療法
ワークショップ
[定員50]
満席となりました
岡島 義
東京医科大学睡眠学講座 助教
◆第2会場◆
通常
ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
形式 [定員] 講師
6 16:00~17:30 PTSDの持続エクスポージャー療法入門
講義
[定員50]
金 吉晴
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 成人精神保健研究部 部長

講師略歴

武田 龍太郎
医療法人慶神会 武田病院 院長
◆略歴◆
昭和62年 横浜市立大学医学部卒業
昭和62年4月 慶應義塾大学医学部精神神経科入局
昭和63年5月 国立東京第2病院(現国立病院機構東京医療センター)精神科
平成3年7月  財団法人 井之頭病院精神科
平成8年7月  医療法人慶神会 武田病院
平成9年10月 同病院 副院長
平成15年11月~現在 同病院 院長

◆専門領域◆
病院精神医学
境界性パーソナリティ障害の治療研究
◆著書◆
境界性パーソナリティ障害 日本版治療ガイドラインなど。
◆所属学会◆
日本精神分析学会、日本精神神経学会
ワークショップ概要
弁証法的行動療法-抑うつ症状の高いケースへの適用
弁証的行動療法は、マーシャ・リネハン博士により提唱された境界性パーソナリティ障害の頻回するリストカットや過量服薬などの自殺関連行動に対して特に有効である認知行動療法的精神療法である。
東洋の禅と西洋の黙想を基礎にしたスキルを治療の中核におき、個人精神療法、集団精神療法、電話相談、チームコンサルテーションの4つの治療モードから構成されている。
本ワークショップでは、弁証法的行動療法について概説し、患者が抑うつ症状を呈している際の治療のあり方について言及していく。
また、マインドフルネスを含めた、スキルトレーニングについては、グループワークを実践していく。
対象
中級者
藤澤 大介
国立がん研究センター東病院
緩和医療科・精神腫瘍科 医長
慶應義塾大学医学部精神神経科
◆略歴◆
慶應義塾大学医学部卒後、横浜市立市民病院、桜ヶ丘記念病院、慶應義塾大学医学部精神神経科を経て現職。
日本認知療法学会理事、東京認知行動療法アカデミー理事

◆主な著書◆
認知療法・認知行動療法治療者用マニュアルガイド(星和書店)うつ病治療ハンドブック(金剛出版)
◆主な訳書◆
J. Beck「認知療法実践ガイド:基礎から応用まで」(星和書店)
MJ Dewanほか「短期精神療法の理論と実際」(星和書店)
M.Hollander「自傷行為救出マニュアル」(星和書店:近刊)
世界精神医学会編「老年期うつ病診療のガイドライン」(南江堂)
J.P.McCullough「慢性うつ病の精神療法 -CBASP」(医学書院2005)
◆ワークショップ講師歴◆
東京認知行動療法アカデミー事例検討ワークショップ(2010)
パニック障害の認知行動療法(2006、2008)
厚生労働科学研究事業 認知療法・認知行動療法ワークショップ(2010-2011)
日本精神神経学会総会「精神医学研修コース:うつと不安の認知療法」
日本認知療法学会研修会「うつ病の認知療法」「パニック障害の認知療法」
ワークショップ概要
うつ病の認知行動療法-厚生労働省治療マニュアルをもとに-
うつ病、特に中等症以上のうつ病に対する認知行動療法は、formulation-drivenな(症例の概念化(診たて)にもとづいた)治療計画が大切です。本ワークショップでは、認知行動療法の基本をおさらいしながら、症例の概念化と、治療者―患者関係に配慮した治療の進め方に関する演習(ロールプレイ)を行います。
ご存知のとおり、認知行動療法は平成22年度から保険診療報酬化され、うつ病に関する治療マニュアルが厚生労働省のホームページからダウンロードできるようになっていますが、このマニュアルは、演者を始めとする慶應義塾大学認知療法研究会が作成した治療マニュアルを基盤としたものです。
受講にあたっては、このマニュアルを一読してくることをお願いいたします。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/index.html
推薦文献、参考文献
うつ病の認知療法・認知行動療法マニュアル(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/index.html
J.ベック「認知療法実践テキスト:基礎から応用まで」(星和書店)(伊藤絵美、神村栄一、藤澤大介訳)
J.ライト他『認知行動療法トレーニングブック』(医学書院)(大野裕訳)
対象
特になし

岡田 佳詠
筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授
◆略歴◆
1987年、藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科卒業
1997年、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻修了、修士(カウンセリング)
2007年、聖路加看護大学大学院博士後期課程看護学研究科精神看護学専攻修了、博士(看護学)
1987年から精神病院等で看護師として勤務。
1992東京女子医科大学看護短期大学、1995年杏林大学、2001年聖路加看護大学講師、2007年淑徳大学看護学部精神看護学准教授を経て、2009年4月より筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授。
2006年4月から、NTT東日本関東病院精神神経科にて女性うつ病患者を対象とした集団認知行動療法実施。

◆専門研究分野◆
うつ病患者への集団認知行動療法の効果、看護師の認知行動療法の効果、うつ病患者の看護
◆著書◆
さあ!はじめよう うつ病の集団認知行動療法、医学映像教育センター、2008
精神看護学、財団法人放送大学教育振興会、2009
病期・病態・重症度からみた疾患別看護過程+病態関連図、医学書院、2008
精神看護学 こころ・からだ・かかわりのプラクティス、南江堂、2010
治療者のための女性のうつ病ガイドブック、金剛出版、2010
自殺の看護、すぴか書房、2010
実践 精神科看護テキスト 11 うつ病看護、精神看護出版、2007
精神科看護 看護診断とケアプラン、医学書院、1996
◆所属学会等◆
日本精神保健看護学会評議員・学術連携委員、日本うつ病学会評議員、日本看護科学学会広報委員、日本認知療法学会、日本看護研究学会 他
集団認知行動療法研究会(2009年7月設立)世話人・事務局
看護に活かす認知行動療法勉強会(2009年2月から)
◆ワークショップ講師歴◆
第10回日本認知療法学会・第11回認知療法研修会、うつの集団認知行動療法、2010
うつ病看護に活かす認知行動療法―基礎と実践―、日本精神保健看護学会第20回総会・学術集会、2010
認知行動療法の理論と実際、うつ病看護研修会Ⅰ、日本精神科看護技術協会、2009

ワークショップ概要
うつ病の集団認知行動療法
集団認知行動療法は、集団の作用を活用しながら認知行動療法の理論・方法を習得し、個人の社会生活上の問題・課題解決を図る集団精神療法である。これまでにうつ病患者個人を対象とする認知行動療法と同等の効果が認められており、時間的、経済的にも効率性が高いとされている。集団で行う利点には、孤独感からの解放と安心感の獲得、動機づけの向上、認知・行動のレパートリーの拡大と改善のしやすさ、自尊心の回復などが挙げられる。これらの利点を最大限に活かし効果を上げるためには、プログラム作成や運営体制、認知・行動に関するセッションの進め方などにさまざまな工夫が求められる。そこで、本ワークショップでは、うつ病の集団認知行動療法の概要、プログラムの作成と運営の方法、なかでもセッションの進め方の実際について、講義とデモンストレーション、演習等を通して学び、集団認知行動療法を始めるための基礎的な知識・技法の習得をめざす。
参考書
秋山剛・大野裕監修、さあ!はじめよう うつ病の集団認知行動療法、医学映像教育センター、2008
対象
初級

塩見 利明
愛知医科大学医学部教授(大学院医学研究科臨床医学系睡眠医学)
愛知医科大学病院 睡眠科部長(兼職 睡眠医療センター部長)
日本睡眠学会副理事長
◆略歴◆
昭和53年3月 愛知医科大学医学部医学科卒業
平成元年7月 米国スタンフォード大学(睡眠リサーチセンター客員研究員)
平成6年10月 愛知医科大学医学部助教授(内科学第3講座)
平成12年7月 愛知医科大学病院睡眠医療センター部長(中央診療部)
平成16年10月 愛知医科大学医学部教授(大学院医学研究科臨床医学系睡眠医学)
平成19年11月 日本睡眠学会副理事長
平成20年1月 愛知医科大学病院睡眠科部長(診療科)
平成22年7月 日本睡 学会第35回定期学術 集会(名古屋 )大会会長
現在に至る。

◆所属学会・役職◆
日本睡眠学会:副理事長、認定医(睡眠医療・認定委員長、学会認定医・認定委員長)。
米国Sleep Research Society(SRS)会員。
International Committee Member, World Congress on Sleep Apnea (WCSA)。
Scientific Committee Member, World Association of Sleep Medicine (WASM)。
Local Organizing Committee Member, The 6th Congress of World Sleep Federation (WSF)。
日本循環器学会:専門医。日本内科学会:認定内科医、指導医。
日本臨床薬理学会:認定医、指導医。日本自律神経学会:評議員。
日本臨床生理学会:評議員。 日本時間生物学会:評議員。
◆主要研究領域◆
睡眠医学(睡眠時無呼吸症候群)、循環器内科
◆著書◆
危険な眠気(ねむけ) :二見書房 2003.
スリープハート-睡眠時無呼吸症で死なないために- :風媒社 2004.
眠って生きろ ?鳥越俊太郎対談集- :株式会社デコ 2010.
◆編著◆
睡眠学(日本睡眠学会編) 朝倉書店、ほか。
ワークショップ概要
広がる睡眠医療~期待される臨床心理士の役割~
睡眠障害の診療(睡眠医療)が我が国でも広まりつつある。睡眠障害の病状/病気は96種類もあり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は医科・歯科的なアプローチで十分であったが、一方、不眠症や概日リズム睡眠障害などの治療では心理的なフォローがとても重要となってきた。睡眠医療における臨床心理士の必要性は、私が睡眠医学を学んだ米国のスタンフォード大学では既に20年も前から認識されており、初診の患者さんを最初に面接をするのは臨床心理士であり、その分析の後に医師は診察を行っていた。現在日本でも、不眠症に対する非薬物療法として認知行動療法(CBTi)に注目が集まっており、その担い手として臨床心理士への期待が益々高まっている。地域医療における安全かつ健全な睡眠医療の樹立をテーマに、特に職場および教育の現場で、睡眠障害が引き起こす様々な問題を的確にとらえ、メンタルケアに即した心理学的戦略を具体的に考えて行かなければならない。
このワークショップでは、なぜ睡眠医療に臨床心理士が必要なのか、すぐに何が出来るのかを、我々の睡眠科の経験を参考に、ご一緒に考えていただければ幸いである。
対象
特になし

岡島 義
東京医科大学睡眠学講座 助教
◆略歴◆
2003.03 日本大学文理学部心理学科 卒業
2005.03 北海道医療大学大学院看護福祉学研究科修士課程 修了
2008.03 北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程 修了
       博士(臨床心理学)
2008.04 - 現在  財団法人神経研究所附属代々木睡眠クリニック 心理士
2008.04 - 現在  財団法人神経研究所附属睡眠学センター 研究員
2009.02 - 現在  東京医科大学睡眠学講座 助教

◆資格◆
臨床心理士,認定行動療法士,産業カウンセラー
◆著書◆
岡島 義(2010).社会不安障害患者の安全確保行動に関する研究―回避行動に関する新たな視点― 風間書房
◆翻訳書◆
トルマン,A 坂野雄二(監訳)坂野雄二・松岡紘史・岡島 義(訳)(2007).うつ病―アセスメントと治療法の組み立て方― 金子書房
◆所属学会◆
日本睡眠学会,日本行動療法学会,日本認知療法学会,日本心理学会,Association for Behavioral and Cognitive Therapies(ABCT),など
◆ワークショップ講師歴◆
平成22年度 不眠症の認知行動療法研修 国立精神・神経医療研究センター主催
ワークショップ概要
不眠症の認知行動療法
概要:不眠症は5人に1人が経験する疾患であり,身体疾患や精神疾患との合併も非常に多い疾患です。現在,不眠症に対する非薬物的治療として,認知行動療法が標準治療に位置づけられており,一次性(慢性不眠症,精神生理性不眠など),二次性の不眠症(ガン,疼痛,うつ病など),高齢者の不眠症,睡眠薬長期服用中の不眠症に対して有効性が指摘されています。最近の研究成果では,(1)不眠症の存在がうつ病の発症,再発,自殺を予測すること,(2)不眠症の改善によって抑うつ症状の軽減やガン患者の疲労感の軽減が見られること,(3)睡眠薬の減量を促進すること,が示されています。
このワークショップでは,不眠症に対する認知行動療法の理論と効用について説明するとともに,その中核となる技法を実習します。
推薦文献、参考文献
ジャック・D・エディンガー,コリーン・E・カーニィ(著)北村俊則(監訳)坂田昌嗣(訳)(2009).不眠症の認知行動療法:治療者向けマニュアル 日本評論社
対象
初級

金 吉晴
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 成人精神保健研究部 部長

◆所属学会◆
International Society for Traumatic Stress Studies, International committee; World Psychiatric Association, Committee of Psychopathology; 日本トラウマティックストレス学会常任理事・編集委員長、日本自殺予防学会理事、日本精神神経学会編集委員、他。
◆ワークショップ講師歴◆
平成19年より持続エクスポージャー療法の4日間ワークショップを毎年開催(Edna Foaによる公認指導者)。
ワークショップ概要
PTSDの持続エクスポージャー療法入
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参考文献
2009.金吉晴,小西聖子(監訳): PTSDの持続エクスポージャー療法.星和書店,東京,2009. (Foa, E., Hembree, E., Rothbaum, B.著)
2007 金吉晴編 心的トラウマの理解とケア 第2版 じほう、東京
対象
中級から上級 (医療機関において医師とともに勤務しているものに限る。同僚医師からの推薦状を要する)

申し込みは終了いたしました。

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