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部屋の温度調節(ケセラセラvol.95)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田栄治

 

今年は暖冬のようですね。11月の後半からはさすがに寒くなりましたが、11月の前半は、診察室の温度調節が難しい期間でした。朝と夜は冷え込むものの、日中は結構暖かく、また建物の中は少し暑いくらいで、診察室はゆるく冷房をかけたりしていました。もう11月なのに冷房!という感じでした。

まだまだ少し暑かったとき

クリニックのお部屋の空調は最新式のものではなく、温度設定がちょっと難しかったりしまして、11月の前半は診察室が結構暑く、軽く冷房をかけたりしていましたが、温度設定は28度から29度にしていました。そうしないと冷えすぎてしまう。冷房を入れる時は28度?29度とかなり高めの温度設定にして、そうすると少し涼しくなり、ちょうどいい感じでした。

 

だんだん寒くなってきて

11月後半あたりからは、さすがに気温が下がってきて、外気温が15度を下回るようになり、部屋も冷えてきまして暖房を入れるようになりまし
たが、暖房の時はかなり低めの温度設定で19度から20度にしていました。それ以上にするとちょっと部屋がムンムンしてきてしまう。 それくらいの低い温度設定で十分暖かくなりました。
面白いものですね。部屋を涼しくしたい時は28度から29度の設定で、部屋を暖めたい時は19度から20度の設定…とは、真逆の感じです。

 

温度調節の微妙なところ

温度調整の微妙なお話をもう少し続けたいと思います。
お昼休みは、診察室の椅子にもたれて仮眠をとっているのですが、活動している時と違って眠っている時というのは、体温が下がるようでして、少し寒く感じるものですから、お部屋の温度を少し上げています。夏の間は冷房をかなり弱めにしていました。
午後の診療開始の前には、薬メーカーの方のアポイントが入っていたりするのですが、面会の方が数人入ってきて、こちらも活動を始めますと(といっても話をするだけですが)、途端に部屋が暑くなってきます。人数が増えた分の体温と、活動を始めたことによって私自身の体温も上がるようで、部屋の温度設定を1、2度下げないと汗が出てきます。

 

料理屋で

夏の間は、料理屋などは、結構エアコンが効いているところが多かったように思います。これは、食事をしていると身体が熱くなってくるからでしょうね。実際お店に入ってすぐは、冷房が効きすぎているように感じても、食事をしているうちに体温が上がってきて、ちょうどいい室温に感じる様になりますね。
かようにちょっとしたことで、人の身体というのは変化しているんですね。その時その時の状態に応じて、血液の循環やら筋肉の緊張やらエネルギー代謝などが変化して体温というか体感温度も変化するんですね。
若い頃は、そんな身体の変化などお構いなしに動き回っていましたが、年をとったせいか、そういった外気温や自分の体温の変化ということにも結構敏感になってきて、最近は、少々気を使う様になりました。

 

気分の変化の温度調節

このように温度調節のことを考えていましたら、気分の波が大きくて困っておられる患者さん方に普段しています、気分調節のための助言を思い出しました。気分の波に対しても、この温度調節の考え方は応用できるところがありそうです。
つまり、気分がいい時は活動を抑え気味にして、反対に気分が落ちている時は少しだけ頑張ってみる。先程の温度調節と同じで、若干反対のところに調節ポイントを持っていくということですね。(ただし完全に気分が落ちてしまっている時は、ゆっくり休むということを優先してくださいね)。
気分に波がある方は、少し元気になってこられると、その気分に任せてどんどん動きすぎてしまい疲れてしまう、逆に元気がない時は、気分が乗らず何もする気がしないということで終日無為に過ごしてしまう、ということが多いのですが、「気分本意ではなく、現実本意で」と言いまして、その時の気分に任せて行動するというのではなく、日々のやるべきことを、やりすぎず、無理をせず、出来る範囲で良いので淡々とこなしていくという姿勢が大事かと思います。
先ほどの温度調節の話で言いますと、その時の気分とは反対の方向に活動の目標を設定してみるということですね。いろいろやりたいと思ってしまう時は、はやる気持ちを抑えて、とにかく行動を控えめにして、やりすぎないこと。温度を上げたいと思う時は、低め低めに設定しましょう。それでも十分に高くなります。
逆に元気がない時、気分が乗らない時は、ちょっとだけ頑張って動いてみるようにする。そうすると案外少しずつ動けるようになってきたりするのではないかと思います。

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