心の病気大事典
人と会うのが怖い、手や声が震える……

対人恐怖症

監修/貝谷久宣
(医療法人 和楽会理事長)

取材・文/岸原千雅子
イラスト/すがわらけいこ

女性のBODYブック 4:2008,58-63

大勢の人の前で話したり、初対面の人と会うのを恐れる気持ちは、だれもが抱えるもの。でもそれによって仕事に行くのも苦痛だったり、体の緊張や震えで日常生活もままならない場合には、「対人恐怖症」の可能性があります。じつは、10人に1、2人がかかるといわれるほどポピュラーな病気です。

社会不安障害」ともいわれています

 「対人恐怖症」は、近年、「社会不安障害」という名前で注目を浴びるようになった病気です。人前に出れば、だれでも多かれ少なかれ不安や恐れを抱くものです。この「社会不安」と呼ばれる人への不安や恐れが過剰になると、悩みや苦痛が大きくなり、社会生活にも支障を来します。これが「社会不安障害」、すなわち「対人恐怖症」です。以前は病院に行っても、「気の持ちよう」「性格の問題」とされることもありましたが治療の対象になるれっきとした病気なのです。

20代〜30代の女性にも多い病気です
 
 社会不安障害は、女性に多く、男性の約2倍もみられます。病気そのものは、多くの人で10代後半〜20代前半までに体験するようですがとくに悩みを覚え、生活に支障を来すようになって病院にかかる率が高いのは、20代〜30代の時期。というのもこの年代では、就職して社会に出たり、結婚・出産をしてお母さんどうしのおつきあいが生じたり、ということで、社会的な活動が多くなります。そのために苦痛やトラブルを強く感じやすいのです。

性格や育った環境が関係すると考えられます

 対人恐怖症の人には、もともと神経質で小さなことにこだわったり、怖がりで恐怖心を持ちやすいなどの性格傾向がみられるといわれます。また子ども時代、人見知りがあったり、幼稚園などで泣いて母親と離れられなかった「分離不安」の傾向もあるようです。学校で友人が先生にしかられるのを見て、人前に立つのが怖くなったり、発表するときに声が震えてしまって以来、人前でものが言えなくなったなど、小さいころの体験や育った環境による影響もあるとされています。

::: 対人不安チェックリスト :::

 

対人緊張
 学校や会社で、自分以外の人は皆仲がよさそうに見え、孤立したように感じる。他人とのつきあい方やコミュニケーションの方法がわからない。他人の存在を過剰に意識し、緊張感や苦痛を感じる、対人恐怖の典型的なタイプです。

赤面恐怖
 人前に立つと顔が赤くなったり、異性の前に出ると赤面することが恥ずかしいために、人に注目される場面を過剰に意識したり、人が集まる場所を避けるタイプ。特定の場面で顔が赤くなっているのを指摘され、以来人前が苦手になる場合もあります。

スピーチ恐怖
 対人不安のなかで、訴える人がもっとも多いタイプ。会議や披露宴などでスピーチをする際、頭が真っ白で声が出なかったり、不安で声が震えたりして強いプレッシャーを感じます。人前に立つ機会が増えた人にあらわれやすく、他の状況ではほとんど不安を感じない人が多いのも特徴です。

電話恐怖
 ほかの人に聞かれていると思うと、オフィスで電話をとれない。電話が鳴ると胸が高鳴り、おかしな人と思われるのではないかと思い、電話をとっても言葉が出ない。この電話恐怖は、会社勤務の若い女性に多いタイプです,また、電話の相手を気にするタイプもあります。

会食恐怖
 食べているところを他人に見られると、緊張して食べられない。自分の立てる音が気になって、のどが詰まる。それでおいしそうに食べられないと、同席者に申し訳ないと悩むなど、人前で食事をすることを極端に恐れるタイプです。

視線恐怖
 人が自分に注目して、うわさをしている気がする、自分の行動を観察されているようで落ち着かない、といった他人の視線が怖いタイプと、自分の視線が相手にいやな感じを与えてしまうことを恐れるタイプの両方があります。前者が重症になり妄想的になると、別の病気(統合失調症など)の可能性も。

書痙
 黒板に字を書く、窓ロで申込書に記入するなど、人前で字を書こうとすると手が震え、書くことがむずかしくなるタイプ。人から変に思われるのではないかと思うと、ますます震えたり書けなくなったりしてしまいます。

振戦恐怖
 職場で来客にお茶を出そうとすると、手が震えてしまう。上司にチェックされているとパソコンを打ち込む手が震えて、ますます緊張する。このように人と接する場面で、手や足など体が震えてしまい、そうした場面が怖くなるタイプです。

発汗恐怖
 人から話しかけられると、緊張してぐっしょりと汗をかく、仕事で接客をしていると、額からポタポタと流れるほど汗をかき、タオルが手放せないなど、人と接する恐怖や緊張のあまり、大量の発汗をするタイプです。

腹鳴恐怖
 会議中や講演会などで、おなかが鳴るのではと心配でたまらないタイプ。そのため人が集まる場所を避けたり、食事時間でなくてもおなかに充分食べ物を入れてから出かけないと安心できなかったりします。

自己臭恐怖
 汗のにおいやロ臭など、自分の体のにおいが人にいやな思いをさせているのではないか、と気になり、人との接触を避けるようになるタイプ。重症になって「人が自分を避ける」といった思い込みが確信的になると、「妄想性障害」という別の病気の可能性もあります。

排尿恐怖
 男性にも多いタイプで、職場のトイレに上司や苦手な人が入ってきたり、公衆トイレなどで、後ろに並ばれたり、横に人がいると、ドキドキして排尿ができなくなる。早く出さなければと思うと、ますます出なくなってしまいます。人がいないトイレなら平気なのも特徴です。


人とどう接していいかわからない人の社交術

::: ソーシャルスキル・トレーニング :::

ソーシャルスキル(社交術)とは、人と接する方法のこと。適切なソーシャルスキルを学んだり、身につけた方法を改善することで、対人場面での緊張感がやわらぎ、自信が生まれます。それによって人と密接な関係を結べ、おつきあいが楽になるのです。たとえば……

イメージトレーニング
 「友人を持つことはすばらしいことだ」「おしゃべりは楽しい」と言い聞かせ、自分が楽しく人と話している光景を思い浮かべます。これを続けるうちに、交際がおっくうでなくなります。

ボディランゲージ
 リラックスした姿勢でほほえみ、友好的な雰囲気を作ります。体と顔をまっすぐ向ける。相手が話すときは相手の目を見、少し身を乗り出してうなずきながら聞く。握手したり、相手の名前を呼んで親しみを表す。などがあります。


::: 対人不安にならないための5つのポイント :::

鏡に向かって表情の練習を
毎日鏡に向かって自分の表情を見て、百面相をしてみましょう。緊張すると、知らず知らずに表情はこわばっています、それで相手も身がまえてしまい、互いに緊張が高まって悪循環に陥ってしまうのです。ニッコリ笑える顔を、鏡を見て毎日練習しましょう。トイレで座ったときに顔が映る場所に鏡を置いたり、洗面所やオフィスの鏡を利用してもOK。

まず自分からあいさつを
職場に行ったり、人と出会ったりしたら、まず大きな声で自分からあいさつをしましょう。そうすると相手の気持ちがやわらいで、雰囲気がふっとよくなります。自分からリラックスした印象や雰囲気をつくり出すことができます。

リラックスして腹式呼吸
緊張して不安なときには、意識的に体にギュッと力を入れ、フッと力を抜いて脱力感を味わいましょう。力を抜きにくいときは、手、肩など部分に分けて少しずつ脱力させるのも効果的。そのあとゆっくりと腹式呼吸を。吐く息を長くするのがポイントです。

緊張をやわらげるツボを刺激
緊張する場面では、胸のつかえや不安を鎮める「内関」のツボを刺激するのもおすすめ。手首の内側のシワからひじ側に指3本分離れたところの真ん中に位置するポイントを、反対の親指で押します。まず、気持ちを整える「合谷」(手の甲側の親指と人さし指の間の指のまたで、押して痛むポイント)のツボを押してから行うと、より効果的。

アロマテラピーの香りで安心
アロマテラピーで使われる精油の香りには、気持ちを穏やかにしたり、緊張をやわらげる働きがあるとされています。とくにローズの香りには、抗不安作用があることが臨床的に確かめられています。不安なとき、ティッシュに1滴たらして香りをかいだり、お部屋に香りを漂わせて。鎮静作用のあるラベンダーもおすすめ。


::: 対人恐怖症体験談 :::

お茶を出すとき手が震える
「振戦恐怖」
(Aさん・35歳・主婦)

 専業主婦のAさんは、子どもが小学校に入り、PTAの役員を任されました。あるときPTA会長や校長先生などが並ぶ中で、お茶を出すことになりました。緊張してお茶をいれ、いざ出そうとしたとき、手が震えているのを意識したのです。やっとの思いで全員にお茶を出しましたが、それから家での接客時にも、お茶を出す手が震えて肩がしびれ、足もガクガクするようになりました。そのうち友人と行った喫茶店でも、カップを持つ手が震えるのに気づき、友人の誘いも断るようになってしまったのです。友人のすすめでメンタルクリニックに通うようになり、現在は回復しています。

職場で電話が怖くてとれない
「電話恐怖」
(Bさん・24歳・公務員)

 Bさんは社会人2年目に、上司から「新人の面倒をみるように」と言われて以来、おかしくなりました。机の電話が鳴ると、まわりの人が自分に注目しているように思え、「自分の応対は大丈夫か」「おかしなことを言っていないか」と心配でいても立ってもいられません。緊張してのどが詰まり、ひと言ずつ区切ってひと呼吸しないと、言葉が出なくなってしまいました。小さいころ、オバケが怖くて電灯をつけたまま寝るような怖がりのところがありましたがその後は何事もなく過ごしていたのです。すっかり自信を失い、心療内科を受診。話を聞いてもらい、抗不安薬をのみはじめたところ、気分が落ち着き、電話に対する緊張感も取れて、元気に仕事を続けています。

人前で話すのがプレッシャー
「スピーチ恐怖」
(Cさん・32歳・高校教師)

 ある教員の研修会で突然指名され、自分の経験を話すことになったCさん。生徒の前で話すことには慣れていましたが、大人たちの前ですっかり動転し、何を話したのかわからなくなってしまったのです。その後、研究発表など人前で話す機会が続き、そのたびに念入りに原稿を用意して臨みますがその場に出ると頭が真っ白になってしまいます。先日、3カ月後の研究会で発表者になることが決まり、「またあがってしまったらどうしよう」というプレッシャーから、深夜まで眠れない日が続きました。思いあまって神経科クリニックを受診。抗不安薬と発表の前にのむβ遮断薬のおかげで楽になり、無事に発表もすませました。

周囲の人が注目し、うわさしている
「視線恐怖」
(Dさん・27歳・派遣社員)

 派遣先の上司にミスを指摘されたDさんは、以後、周囲の人が「あの人一人で浮いてるね」「一人だけ暗いね」とうわさしているような気がしてきました。注目されていると思うと緊張して、仕事に集中できません。そのうち電車の中でも、自分の行動を観察されている気がします。母親に相談すると「神経質すぎる」「気にすることない」と言われ、そうかなと思うものの、翌日出勤するとまた同じ気持ちになります。現在は病院で薬物療法とカウンセリングを受け、症状は半分以下に落ち着いています。

※これらの体験談は、取材をもとにしたモデルケースです。


::: 不安でつらかったり、生活に支障が出る場合は病院へ :::

対人恐怖症は、病院で適切な治療を受けることで、比較的簡単に楽になる病気です。ここでは病院のかかり方、治療の内容について解説しましょう。

早めの受診が肝心です
 対人恐怖症に悩む人には、プライドの高さがあり、「おかしな人と思われたくない」「弱みを見せたくない」「性格が弱いせいだ、自分でなんとかしなければ」と病院や薬に頼ることを避ける傾向がみられます。しかし対人恐怖症は、病院で出される薬がよく効き、受診することで驚くほど楽になる病気。つらい症状が続き、仕事や家事など生活に支障が出たとき、不安に加えて落ち込みがあるときは、早めに病院を受診しましょう。
 対人恐怖症を専門に診てくれるのは、心療内科か精神科のクリニック。電話などで問い合わせ、対人恐怖症や社会不安障害をきちんと診てくれるかどうか、事前にチエックしてからかかるといいでしょう。

問診で細かくきかれ、質問票などを使って診断
 クリニックではまず、問診によって
@どんな状況をもっとも恐れるか、Aいつから意識したか、Bきっかけがあるか、Cそれによって実際に恥をかいたことがあるか、といったことを詳しく尋ねられます。また下のような質問項目をもとに、具体的な症状について確認されたり、自分で質問票に記入します。これらの結果をもとに診断が行われます。

血液検査など必要な検査も行われます
 なお、手の震えや動悸、不安などの症状が、甲状腺機能亢進症やパーキンソン病など、他の病気から起こっている可能性もあります。そのため、他の病気がないかどうか確認するために、血液検査などの検査が行われることもあります。うつ病など、他の心の病気を併発していないかチエックするため、質問票検査が用いられることも。

――― 診断に使われる質問表の例 ―――

(東大式社会不安尺度より一部抜粋)
恐怖や回避の程度、症状の程度を「ない」〜「非常に高度」まで、5段階で答えます。

@以下の状況に対して、どれくらい恐怖感を持ち、その状況を避けましたか?

多くの人前で話す
目上の人と話す
見知らぬ人に話しかける
他人の視線を浴びる
人にしかられる
人前で字や絵を書いたり演奏する
他人と飲み食いをする
電話に出る
新年会、クラス会、飲み会などの社交的な集まりにでる

A他の人々と接触したときや、そのような状況を思い浮かべたときに、次のような症状を経験しましたか?

赤面または青くなる
動悸
震え(手足、全身、声)
発汗
筋肉のこわばり、力み
吐き気、腹部不快感
口の渇き
息苦しい
尿が近い、尿が出ない
頭が真っ白になる、めまい

::: 治療は薬物療法のほか、心理的療法もあわせて行われます :::

薬を服用することで、症状はかなり楽になります
 不安感や恐怖、心配などの心の症状や、震え、動悸、緊張といった体の症状は、適切な薬を服用することで、かなり改善されます。薬は、おもに3種類が使われます(下表参照)。うつ病の薬として開発されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬は、対人恐怖症(社会不安障害)によく効き、緊張する場面でも不安を感じなくなる作用をもたらします。また抗不安薬には、緊張や不安をやわらげる作用があり、なかでも、クロナゼパム(薬名はリボトリール)は、対人恐怖症に効く薬として証明されています。さらにβ遮断薬といって、震えや動悸、発汗などの身体症状を除去する薬を、スピーチなど人前で何かをするときにだけ頓服として使うことで、状況に上手に対処できるようになり、自信を取り戻せます。

薬は症状がなくなっても、しばらくのみつづけます
 SSRIでは、のみはじめて効果があらわれるまで1〜2週間かかりますが、基本的にこの病気は、薬がよく効きます。ただし、症状がよくなってすぐに薬をやめると、再発した際に自信を喪失したり、落ち込みがひどくなりかねません。しばらくは薬をのみつづけることが大切。のみつづけても困った副作用が起こることはありません。むしろそれによって、不安のない健康な生活や行動パターンが身につき、安心して自信を取り戻せます。

認知行動療法などの心理療法によって、不安のコントロールの仕方を学びます
 つらい症状は性格の問題ではなく、適切な治療で治る病気であることを認識することも大切。また心理療法のひとつである認知行動療法を併用して、物事のとらえ方を見直したり、恐怖場面に対処する方法を身につけることが役立ちます。紹介したソーシャルスキル・トレーニング(社会技能訓練)も、この認知行動療法のひとつの方法。そのほか、リラクセーションや呼吸法など、不安症状が起きてしまったときの対処法を学んだり、暴露療法(エクスポージャー)といって、恐れる状況や場所に逃げないで臨むようにすることで、少しずつ不安を克服していく方法などがあります。

 


::: 対人恐怖症と間違えやすい病気 :::

甲状腺機能亢進症
 いわゆるバセドウ病と呼ばれ、甲状腺が肥大して、その機能が亢進する病気。甲状腺ホルモンが出すぎて全身細胞の新陳代謝が異常に高まり、頻脈や発汗、血圧上昇、不安感など、対人恐怖症と似た症状が生じます。治療には、甲状腺の働きを抑える薬を服用。腫れた甲状腺を切除する手術が行われることも。

パーキンソン病
 手や声の震え、体のこわばり、動きにくさなどの症状があらわれる原因不明の難病。パーキンソン病の人は、脳内物質のドーパミンが減少しやすいことがわかっており、そのために震えやこわばりが起こります。症状がよく似ていますが、パーキンソン病は「ドーパミン補充療法」によって改善されるため、見極めが大切。

家族性本態性振戦症
 本態性振戦症は、原因となる病気がなく震えが生じる病気。ふつう中年以降にあらわれますが、家族に同じ症状がある「家族性(遺伝性)」の場合、若い人にもみられます。じっとしているときには震えは出ず、ペンを持ったり箸を持ったりすると手が震える、人前で話をすると声が震えるなど、似た症状なため、見分けにくい病気。治療にはβ遮断薬が使われます。


::: 対人恐怖症と併発しやすい病気 :::

うつ病
 対人恐怖症が高じて引きこもり状態になったり、適切に治療がされないと、気分の落ち込み、過眠、疲労感、食欲の異常、集中力や意欲の低下などを主症状とするうつ病を併発しやすくなります。治療は抗うつ薬などの薬物療法、心理療法などが行われます。

パニック障害
 激しい恐怖感とともに、動悸や息切れ、震えなどが起こる「パニック発作」が繰り返し起こり、発作が起こることへの不安を抱える病気。対人恐怖があることで人前で失敗したら大変と思うあまり、電車の中などでパニック発作が起こり、パニック障害が合併するケースがみられます。治療は薬物療法や心理療法が中心。

脅迫性障害
 戸締まりを何度も確かめてしまう、つり革などにさわれず、外出から帰ると何度も手を洗う、などの行動を繰り返してしまう病気。理不尽な行動だとわかっているにもかかわらず、繰り返してしまうつらさを抱えています。きちょうめんで完壁主義の人が多く、人前で失敗したくない対人恐怖症の性格特徴に近似します。治療は抗うつ薬や抗不安薬などの薬物療法が行われます。

アルコール依存症
 対人恐怖症の人は、アルコールを飲むことで緊張を解消しようとする場合があり、その場合、アルコール依存症を併発しやすくなります。アルコール依存症の治療では、ダメージを受けた体の治療を含めた薬物療法とともに、体験者どうしによる集団療法や家族療法などを含めた心理療法的アプローチが必要です。