不安の医学

−強迫性障害−
〜わかっちゃいるけどやめられない症候群〜

日 時
平成11年2月7日(日)
PM 1:30 〜 4:50
(開場 PM 1:00)

場 所
早稲田大学 国際会議場
井深大記念講堂

入場料
無料(先着500席)

 手を洗っても洗ってもまだ汚れが落ちていないという不安を持つ人、電熱器のスイッチやガス栓を切っても不完全だったのではないかという不安を持つ人、友人との会話中に相手を侮辱する言葉が浮かびそれを口走るのではないかという不安を持つ人、洋服を着替える最中に母の死の考えが浮かびその不吉な考えなしに着替えが出来るまで行動を繰り返す人、歩行中に神社仏閣があるとひとつ残らず敬礼をしないと罰が当たることを恐れて目的地になかなか到達できない人、このような強迫観念や、強迫行動を持つ人々は世の中に結構多いのです。しかし、それが日常生活に差し支えないうちはよいのですが、このような傾向が高じて社会生活が不能になってしまう人がいます。このようなケースは強迫性障害と診断され、専門的な治療対象になります。この講演会では、この強迫性障害についての、最も最近の考え方、医学の進歩、薬物治療と精神療法について解説いたします。

司会(前半)
東京大学心療内科
久保木 富房

● PM 1:30 〜 2:10
強迫性障害と周辺疾患
東京大学心療内科
佐々木 直

● PM 2:10 〜 2:50
脳内物質セロトニンと強迫性障害
広島大学神経精神科
山脇 成人

● PM 2:50 〜 3:10
強迫性障害と脳内機構
医療法人和楽会
心療内科・神経科赤坂クリニック

貝谷 久宣

● PM 3:10 〜 3:30
休憩

司会(後半)
東京大学心療内科
野村 忍

● PM 3:30 〜 4:10
強迫性障害の薬物治療
昭和大学精神科
宮岡 等

● PM 4:10 〜 4:50
強迫性障害と認知行動療法
早稲田大学人間科学部
坂野 雄二


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