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パニック症の4つの段階とその治療(ケセラセラvol.109 境洋二郎)

横浜クリニック 院長 境洋二郎

パニック症の段階とその治療
広場恐怖を伴うパニック症(パニック障害)について、その経過の中での段階、それぞれの中心となる治療について考えてみたいと思います。
パニック症の初発の症状は、予想もつかない場面での突然の『パニック発作』です。不安が高まる場面でないのに、何かの理由がある訳でもないのに、突然起きる発作的症状です。パニック発作は、不安、恐怖など精神症状と共に、動悸、息苦しさ、震え、熱感・冷感など体の症状が生じ、通常数分でそのピークに達する急激な症状で、気が狂いそう、死んでしまいそうな恐怖感を伴うこともある大変辛い症状です。
不安を持ちやすい体質や、強い疲労状態やストレス状況にあると起こりやすい面はあると思いますが、思い当たる要因がない場合、原因を探ることが有用でないことがあります。原因がはっきりと分からないのが特徴で、脳内の不安の中枢部分の活動性が高まっていることが想定されており、自覚できない体内の二酸化炭素濃度やカフェイン濃度やある種の薬剤などの化学的変化や、外部からの刺激の入力の影響等によりパニック発作は生じたりします。
パニック症では、その予期しないパニック発作を繰り返します。1度の大きな発作や、繰り返しの辛い発作を経験すると、また発作が起きるのでないかと『予期不安』を持つようになります。予期不安は、状況に関係なく漠然とした持続的なタイプと、決まった場面で生じる状況依存性のタイプのものがあります。予期不安は、しばしば、動悸、息苦しさなど身体症状を伴うことがあり、発作的に強くなる場合には、パニック発作と区別が困難になることもあります。そのような場合は、予期不安が起きる不安(予期不安の予期不安)が生じ、病態が複雑に悪循環になることがあります。

全例ではありませんが、発作が起きたら逃げられない助けられない状況を避けたり、信頼できる同伴者を要したり、不安や恐怖に耐えしのばねばならなかったりする『広場恐怖』を合併することが多くあります。列車、バス、飛行機などの乗り物、人混み、地下街、高速道路、橋の上、美容院や歯科受診、列に並ぶ場面など物理的、または、精神的に拘束される場面に対する広場恐怖が多いですが、中には自宅から出られないといった広範な広場恐怖を持つ方もいます。
これも全例ではないですが、パニック症には、『うつ状態』を伴うこともあります。気分の落ち込みや、興味・喜びの喪失、思考力低下、悲観的思考などのうつ症状が、2次的に生じる場合が多いですが、中にはうつ症状をパニック症状より先に持つ方もおられます。

パニック症の、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」「うつ状態」の4つの病状の段階を挙げましたが、それぞれの方の辛さが、その時点でどの部分に主体があるかを考えることが、治療の取り組みに役立つと思います。中には、パニック症の方でも、これらの病状でなく、現実的な仕事や家庭などの悩み、身体疾患や他の精神疾患の悩みが主体の場合もあるかも知れません。

4つの段階での主な治療を図に示しました。うつ状態がある程度以上高い場合は、休養や休めるような環境調整、うつに対する薬物療法などのうつ症状への対応が優先されます。うつ状態がないか、ある程度以下で大きな問題にならない場合では、突然の予想外のパニック発作や、予期不安の中でも場面によらない漠然とした持続的な予期不安がある例では、脳内の不安中枢の高まった活動性を安定化させるSSRIを中心とした薬物療法が効果的です。予想外のパニック発作や持続的な不安は落ち着いており、特定の場面での予期不安、広場恐怖が主体の例では、恐怖条件付けの消去を目指したエクスポージャー(暴露療法)を中心とした認知行動療法が有効です。

旅の写真2 猪苗代
後半は、旅の写真です。

福岡県内の高校を卒業し、クラスメートの中では、九州内に進学した者が多く、関西や東京・神奈川に進学した者も数人ずついました。茨城県内に進学した私は、仙台に進学した友人の次に遠い地でした。
大学1年の夏休みの終わりに、その仙台に住む友人を訪ねることにしました。仙台に向かう途中、福島県の郡山駅で磐越西線に乗り換え、当時あった途中のスイッチバックを通り、猪苗代駅で降りました。高校時代に、渡辺淳一の「遠き落日」という野口英世についての伝記小説を読みました。
優れた学力持ち、懸命に研究に取り組んだ偉人であるとともに、恩師等に繰り返し無心する借金癖や浪費癖を持つ人間・野口英世について描かれていました。その野口博士の生家を保存した野口英世記念館を訪れたいと考えていました。猪苗代駅で地図を見るとかなり距離があり(今グーグルマップで調べると3・8㎞)、どうやって行こうかと考えていた中、駅前にレンタサイクルの看板を見つけ、自転車を借りて行くことにしました。田んぼの中の道を進み、右に磐梯山、左に猪苗代湖を望み、野口英世記念館に到着しました。「志を得ざれば再び此地を踏まず」という決意を上京する際に生家の床柱に刻んだものなど、貧しい家に育った野口博士のルーツを見たのでした。
写真は、その野口英世記念館、磐梯山、猪苗代湖を望む風景です。

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