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睡眠を制する者は人生を制するーよりよき眠りのためにーその1(ケセラセラvol.109 坂元薫)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 坂元薫

この原稿を執筆している2022年5月中旬の東京は、新型コロナ感染症の感染者は約4000人を上下していて第6波からの回復が十分に見通せないなか、行動制限のないGW明けの影響もあり第7波の兆しが懸念される状況となっています。東京における新規感染者が数千人と言われても誰も全く驚かなくなってしまったことにむしろ驚きを覚えるほどです。2021年10月から12月下旬までのように東京での新規感染者が1日あたり一桁にまで激減していたことが嘘のようです。
コロナ禍による種々のストレス状況からうつ病を発症してしまう人が従前の2〜3倍にも増加していることがわが国でも欧米諸国からも共通した所見として報告されています。
うつ病と不眠とは切っても切れない関係にあります。不眠あるいは過眠などの睡眠障害はうつ病にほぼ必発の症状ですが、一方不眠がうつ病を発症する要因になることも分かっています。つまりうつ病と不眠は双方向性に相手を誘発し悪化させるものなのです。

不眠によって生じるのはうつ病だけではありません。

図1に示されていますように睡眠不足や不眠症は循環器疾患や糖尿病、そして高血圧、高脂血症などの生活習慣病の発病にも深く関与しています。ひいては生命予後に悪い影響を与えることも指摘されています(図1)。さらには認知症の発症のひとつの要因となりうることも示唆されています。それこそ睡眠不足や不眠症は万病のもとと言っても過言ではないかもれしれません。

なお不眠症とは、夜間眠りたいのに眠れず不眠症状のために心身の不調があり日常生活に支障(日中の強い眠気、疲労感、倦怠感、記憶力や能率の低下、ミスや事故の多発など)が生じる病気です。こうした症状が週に3日以上かつ3カ月以上続くと慢性不眠症と診断されることになり、成人の約10%がこうした状態であることが推測されています。こうした状態になると自然に回復することは少ないと言われています。何らかの治療が必要となるわけです。

なお不眠だからといってすぐに不眠症と診断されるわけではありません。不眠を来す疾患としてはうつ病を始めとして睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など様々なものがあります。図2に示されるようにそれらがすべて否定されて初めて不眠症と診断されるのです。(図2)不眠症というと診断は簡単だと思いがちですが、実はそうではないのです。

睡眠ほど私たちの日々の生活に密着していることは他にはあまりないのですが、逆にあまりに身近なことのためなのか「睡眠を科学する」機会があまりないのも現状かと思います。したがって睡眠に対する誤解もまだまだ多くの方が持っているのではないでしょうか。

まず表1に挙げた設問をご覧ください。このうち正しいものはどれでしょうか。
この設問への解答は、次回までの宿題としたいと思います。次回以降お話を進めていく「よりよき眠りのために」シリーズを最後までお読みいただければ正解が分かるようにしたいと考えています。

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