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サッカーのワールドカップ(ケセラセラvol.77)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック院長 吉田 栄治

サッカーのワールドカップは、残念な結果に終わってしまいました。日本がダークホース的な活躍をすることを密かに期待していたのですが…。実力も出し切れずに終わってしまったという感じですね。選手たちが一番悔しいんだろうと思います。直前の強化試合で日本が対戦して3 ?1で勝利したコスタリカは、強豪のひしめくグループDで、ウルグアイ、スペインと撃破してグループリーグを見事に突破、ベスト8にも残って、うらやましい限りです。日本があの立場になってほしかった。

初戦のコートジボワール戦は、6月15日、日曜日の午前10時からという絶好の放映時間で、9時ころから(家内と娘はあいにくサッカーに興味がないため)私一人でテレビにかじりついていました。グループリーグ3連敗もありうるし、場合によったら初戦のコートジボワール、第二戦のギリシャと連勝して、波に乗ってコロンビアまで食ってしまって3連勝だってありうるかもしれないと超楽観的な期待も抱きつつ、どちらに転ぶかは時の運?というわけで、もう試合が始まる前は、心臓バクバクで苦しくなってきてしまい、両肩までバンバンに張ってきて、ちょっとこれはやばいなという感じでした。プチパニックのような状態で、少し気持ちを落ち着けなければいけないと思い、ゆっくりと呼吸をして「どうか強い日本を見せてくれ」と心の中で念じて気持ちを静めました。ここまでドキドキしなくてもいいだろうと思いましたが、それだけ期待と不安が強かったということでしょう。

試合が始まってしまうと冷静に試合を見つめていました。本田の先制ゴールの際は、「よっしゃーー!!」と一人大声を上げていました。「よし!これで行けるぞ」と思いましたが、だんだん雲行きは怪しくなっていき、後半、コートジボワールのエース、ドログバが登場してくるや、その存在感と言ったら他の選手を圧倒していて、あっという間に日本は逆転されてしまい(悪夢の2分間でしたね)、悔しい初戦敗退となってしまいました。世界の一流選手の壁を感じてしまう試合でした。しばらくその日は、がっくりでした。

二戦目以降は早朝の放映でもあり、生で見ていると睡眠不足にもなりますし、心臓にも悪そうでしたし、私が生で観戦すると日本が負けてしまうかもしれないと変なゲン担ぎもして、録画で観戦することにしました。結果は、皆さんご存じのとおり、ギリシャには引き分け、コロンビアには善戦したものの1 ?4の大差で負けてしまい、グループリーグ敗退でした。世界の壁はまだまだ高かったということでしょうか。

今回のドキドキやらがっくりは、結構なストレスだったように思いました。特にコートジボワール戦が始まる前のドキドキは、パニックの小発作を疑似体験したような気分でした。しかしこのドキドキは、原因のはっきりしない強い不安によるものではなく、自ら刺激と感動を求めてのドキドキでした。

そもそも人は刺激(ストレス)を求めるところがあるということです。ですから、パニックの小発作のような状態になっても、「お?、ドキドキしてきたぞぉ」とむしろそのドキドキを味わってしまうというか、じっくり観察してやれという気持ちになれるといいでしょう。有名な「吊り橋効果」という言葉を皆さんはご存知でしょうか。独身男性を二組に分けて、渓谷にかかる揺れる吊り橋と、揺れない橋をそれぞれ渡ってもらい、その中央で若い女性が突然アンケートをするという心理実験なのですが、揺れる不安定な吊り橋の上でアンケートをされた男性グループのほうが女性に好意を抱く傾向が強かったというものです。吊り橋の上でドキドキしていたのを、相手の女性に対するドキドキと勘違いする傾向があったというわけです。このように人は勘違いをする生き物で、パニックに陥った時には、ドキドキを破滅的なものに結びつけてしまう誤認が起こっていると言われます。ですから、その誤認を、「何かちょっと体調がよくないのかなあ」くらいに考えたり、むしろ「これはスリルを味わっている時のドキドキと同じようなものだ」とすり替えてしまいましょう。

一口にストレスといっても、実は快ストレスと不快ストレスがあります。ある意味、ストレスは人生のスパイスであると言われます。ストレスの全くない人生はきっと味気なく退屈なものになるでしょう。種々のストレスがふりかかってきても、それをどうとらえるかによって、快ストレスにも不快ストレスにもなり得るということを理解し、いろいろ大変なことが起こっても、人生波乱万丈、何事も経験であるととらえることができれば、つらい出来事もいくらかは受け入れられるようになるのではないでしょうか。

最後に、今回のワールドカップ、日本は本当に残念な結果に終わってしまいましたが、ここから4年後のワールドカップに向けての新たな道が始まるのだと気持ちを切り替えて、また応援をしていきたいと思います。今しばらくは決勝トーナメントを楽しみ、世界のサッカーの実力をしっかりと目に焼き付けつつ…。

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