フクロウblog | ドクターヨシダの一口コラム

医療法人和楽会の「フクロウblog」です。治療や講演会などの様々な情報をお届けします。

吉田院長の長期療養について

ホームページで、すでに簡単にアナウンスさせていただいておりますが、院長吉田ですけれども、実は脳に腫瘍が見つかってしまいまして、手術の運びとなり、長期に療養することとなってしまいました。担当させていただいております患者さんの皆さんには、ご心配、ご不便などおかけしますが、幸い赤坂クリニックでは優秀な医師が多数で診療を行っておりますので、院長の私が留守の間は、他の医師の診察に入っていただき診療を継続していただければと思います。貝谷理事長はお元気ですし、うつのエキスパートの坂元薫医師もおりますし、副院長の境洋二郎医師は心療内科のベテランです。その他、東大や女子医大などからベテランの先生方にも来ていただいていますので、どうぞご安心ください。

 

腫瘍が見つかるまでの経緯

私ですが、随分以前より、偏頭痛がありまして、数年に1回は検査を受けておいた方がいいだろうと思い、昨年末に頭痛専門クリニックを受診しまして、脳のMRI検査を受けて来たのですが、そうしましたところ、どうも脳に腫瘍の疑いがあるということで、大学病院で精密検査を・・ということになってしまい、最初は、「え?!そうなんですか?先生ちょっと深読みし過ぎじゃないんですか?」と軽く考えていたんですけれども、年が明けてO大学病院を受診し、頭部の造影MRI検査などを受けまして、その結果、腫瘍がしっかりと造影されていまして、はっきりとクロということに、なってしまいました。

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つわものどもが夢の跡 (ケセラセラvol.94 秋)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田栄治

 

2018年ロシアワールドカップは大いに盛り上がりましたね。もうあれから約3ヶ月が経ちます。日本はベスト16まで行きましたねぇ。しかし決勝トーナメントのベルギー戦は本当に惜しかった。日本では朝3時頃からの放送で、仕事に差し支えそうでしたし、生放送で見るのはちょっと心臓に悪そうでしたので、朝起きてネットで結果を確認することにしました。途中2-0で日本がリードしたということにまずは大いに驚き、ところが最後は2-3で逆転 負け!という結果に「エー!なんでぇ」という感じでした。

実力的には1-2か、1-3くらいで日本の完敗かなと思っていましたので、日本が先制して後半の途中まで2
-0でリードしていたということ自体がびっくりの状況でした。これってとてつもない僥倖(ぎょうこう)で、普通2 点差まであけたら勝ちそうなものですが・・・。追い込まれてからのベルギーの強さは‘半端なかった’ようですね。非常に残念でしたが、日本としては大変な善戦だったのではないでしょうか。
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感動するということ(ケセラセラvol.93 夏)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田 栄治

 

藤井七段の活躍

将棋の話は、そろそろ終わりにしておこうと思っていたのですが、将棋の藤井君(君なんて呼んでいいのかなあと思いつつ・・・)は、あっという間に七段になってしまいました。まだ高校1年生です。まだ15歳です(もうすぐ16歳になりますが)。こうなりますと、またまた書かずにはいられなくなってしまいました。
今年5月に藤井六段は竜王戦の予選である5組ランキング戦の準決勝で勝利し、来年度の4組昇級を決め、昨年の竜王戦6組から5組への昇級に引き続いて2年連続の昇級となりましたので、規定により七段への昇段が決まりました。もちろん史上最年少での七段です。その後の竜王戦5組決勝でも見事な勝ちを収めて(コンピューターの読み筋を上回ったと話題になりました)決勝トーナメントへの出場も2年連続で決めました。

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将棋の話ーその3ー(ケセラセラvol.92 春)

医療法人和楽会 神経内科・精神科 赤坂クリニック 院長 吉田 栄治

 

藤井四段はあっという間に六段になってしまいました。まず2月1日、順位戦C級2組の9回戦で全勝をキープし、C級1組へのトップ昇級を決めて五段となりました(C級1組になると五段になる規定)。そしてそのたった16日後の2月17日には、ベスト4に勝ち進んでいた朝日杯の準決勝でなんとあの羽生善治竜王を破り、決勝ではバリバリのA級棋士である広瀬章人八段を撃破して、プロ棋戦で優勝してしまいました。『五段昇段後に全棋士参加棋戦で優勝すると六段に昇段する』という規定があり、藤井五段はまだ中学生であるのにプロ六段になってしまいました。
もしかりに朝日杯の優勝が、順位戦の昇級より先だった場合は、そこで五段になって、そのあとC級一組への昇級が決まっても、その場合は五段どまりでした。天の巡り合わせですね。中学生でプロ六段というのは空前絶後の記録です。すごいです。
藤井六段はその後も快進撃を続け、3月8日には師匠の杉本昌隆七段に勝利し(杉本七段は負けはしましたが、対局後のとてもうれしそうな様子が印象的でした)、3月15日には順位戦の最終戦を勝利で飾り、再び連勝記録を15に伸ばしています。またまたどこまで記録を伸ばすのだろうかとわくわくしてきます。

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将棋の話ーその2ー (ケセラセラ vol.91 冬)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田栄治

 

2017年の将棋界は、中学生棋士・藤井聡太四段の破竹の快進撃に始まり、最後は羽生善治棋聖の竜王位奪取、永世七冠の達成で大いに盛り上がりました。羽生さんは本来であれば2008年に獲れたかと思われた初代永世竜王の資格を三連勝後の四連敗で渡辺明竜王に持っていかれて、以来、この称号を獲得するのに9年かかってしまいました。天才羽生をしてもこれほどかかってしまったんですね。

それにしてもこの永世七冠というのはとてつもなく凄いことです。将棋界には七大タイトル(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)がありまして(今年から叡王が一つ増えて八大タイトル)、タイトル獲得が五期連続か通算で七期あるいは十期などの規定に達すると永世称号を獲得できるのですが、これまでに永世称号を一つでも獲得した棋士は羽生さんを含めてたった10人しかいない。大変な猛者たちの中で一つのタイトルを獲るだけでも大変なことで、永世称号を獲ろうと思ったら、そのタイトルを五期連続で維持するか通算七期とか十期、獲らないといけない。その永世称号を羽生新竜王は全部獲ってしまったわけです。

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