フクロウblog | うつ

医療法人和楽会の「フクロウblog」です。治療や講演会などの様々な情報をお届けします。

第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科 体験記(2)

前回に引き続き、2016年8月26日(金)~28日(日)に開催されました、「第5回 マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科」にご参加いただいた方の体験記をご紹介します。

 

◆◇◆ 参加者の方の体験記 ◆◇◆

2016年8月26日(金)から28日(日)の3日間、私は、赤坂クリニック主催のマインドフルネス 蓼科リトリートに参加させて頂きました。今回、参加させて頂くにあたり、昨年、リトリートにご参加された方々から、いかに素晴らしいかを伺い、私も、少しでも私自身の治療が進むことと、少しでも人生や人間性を変革、向上させたいと願い、参加させて頂きました。今般、蓼科リトリートに参加させて頂き、大自然に抱かれ、素晴らしい体験をさせて頂き、心より感謝致します。都会の喧騒を離れ、赤坂クリニックのマインドフルネスの先生方やスタッフの方々の大きな深い愛情に包まれ、安心して、己と向き合い、多くの気づきと学びがございました。その感動を伝えたく、体験記で、より多くの方々に、蓼科リトリートを知って頂きたく、筆を取らさせて頂いております。

リトリートとは、パソコンでネット検索すると、様々な定義があるようです。私がしっくりと行く定義は、次のようになります。

「リトリートとは、日常のストレスのない環境でゆっくりと過ごし、リラックスした時間と空間で、体や心の動きのバランスを調整、自然との調和の中で、心身共にリフレッシュすることです。」

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第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科 アンケート結果報告と体験記(1)

2016年8月26日(金)~28日(日)、「第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科」を2泊3日で開催しました。

不安定な天候ではありましたが、8名の方にご参加いただき、集中してマインドフルネスな3日間を過ごしました。

体験記と、アンケート調査にご協力いただきました皆様の結果をまとめましたので、報告します。

詳しくはこちら→ 第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科 アンケート結果報告

 

◆◇◆ 参加者の方の体験記 ◆◇◆

感動の蓼科リトリート

私はうつの治療中です。47歳の男性会社員で、現在休職しています。治療の過程でマインドフルネスと出会い、今回2泊3日のリトリートに参加しました。今、うつになってよかったと思っています。うつにならなければ、こんな素晴らしい体験はできませんでした。

診察日以外は毎日、赤坂クリニックのマインドフルネスに通っていますが、日々取り組んでいても、ヨガも瞑想もなかなかうまくいきません。充実感がとぼしいときもあります。ただ、今の私にはどうしても必要なもののような気がして、黙々と通っています。

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甲状腺の話(ケセラセラvol.75)

医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎

甲状腺という臓器の名前を聞いたことのない人も多いと思います。甲状腺はのどぼとけの少し下にある臓器で甲状腺ホルモンというホルモンを分泌しています。

甲状腺ホルモンの役割は、熱を上げる、食欲を後進させる、心拍数を上げる、代謝を亢進させるといったところが代表的なものですが、精神症状にも影響を与えることが知られています。甲状腺ホルモンにより、精神的に活発な活動が可能になります。

さて、甲状腺機能低下症という病気があります。なんらかの原因により甲状腺の機能が下がり、甲状腺ホルモンの血中濃度が低下してしまいます。この病気も精神科の臨床に大きな影響を与えます。なぜならば、甲状腺の機能が低下した場合、食欲不振、低活動、過眠、低体温、心拍数の低下、血圧の低下といった症状が出現するからです。甲状腺機能低下の症状はうつ病と一致するものがあるのです。問診だけではうつ病と区別がつかないこともしばしばあります。

それでは、甲状腺機能低下症はどのような検査をすればよいのでしょうか? 続きを読む


睡眠障害とうつ病の話 ②下肢静止不能症候群(むずむず脚症候群)(ケセラセラvol.74)

医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎

下肢静止不能症候群という病気があります。むずむず脚症候群と呼ばれることもあります。この病気は夕方から深夜にかけて、主に下半身に違和感を感じることにより眠りにつくのが難しくなったり、イライラが生じることがあるというものです。また、下肢静止不能症候群は入眠後、手足が突然動くといった周期性四肢運動障害と表裏一体の関係があり、断眠を繰り返すことが知られています。主に下半身と記載したのは、患者さんによっては違和感を感じる部位は上半身であったり背中であったりすることが稀ではないのです。違和感についても「むずむず」「皮膚の下を何かが這いまわるような感じ」「熱い感じ」「冷たい感じ」と多彩であり、結局のところ「じっとしていられなくて寝返りを打ち続ける」としか症状を総称できないからです。若年性発症(10代)の患者さんの場合、夜、布団の中で動き回るのが習慣になっており、違和感自体を感じていない場合もあります。 続きを読む


睡眠障害とうつ病の話 ①睡眠時無呼吸症候群(ケセラセラvol.73)

医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome; 以下SAS)というと、精神科一般の臨床ではあまり話題になることは少ない。しかし、すでに2000年には疫学調査でSASとうつ病が互いに18%合併することが明らかになっています。SASというと、重度に肥満の人がかかる病気という認識がありますが、少なくとも日本人の場合はそうでもありません。日本人のSAS患者さんの3割は肥満にはあたりません。これはモンゴリアンの骨格に依存する問題とされています。したがって、肥満がなくてもSASがあるかないかということに気を配らなければなりません。 続きを読む