社交不安症(社交不安障害)とは?

人から注目されるような場面や恥ずかしい思いをするかもしれない状況に対して強い不安や恐怖  社交不安症とは、人から注目されるような場面や恥ずかしい思いをするかもしれない状況に対して強い不安や恐怖を感じる病気です。

その不安や恐怖が大きくなり、社会生活にも支障をきたしてしまいます。
10人に1~2人がかかるといわれるほどポピュラーな病気です。

社交不安症(社交不安障害)の主な症状は?

人によって不安や恐怖の対象はさまざまです。下記は社交不安症の代表的な恐怖状況です。

◆スピーチ恐怖

人前でスピーチをする際、緊張のあまり頭が真っ白になったり、声が震えたりして強いプレッシャーを感じます。
人前に立つ機会が増えた人にあらわれやすく、他の状況ではあまり不安を感じない人が多いのも特徴です。

◆赤面恐怖

人前や異性の前などの特定の場面で緊張し顔が赤くなることを恐れて、そのような場面を過剰に意識したり、人が集まる場所を避けてしまうタイプです。

◆電話恐怖

周囲に人がいるなかで電話を取ったり掛けたりするとき、強い緊張を感じて、言葉が出なくなったり、不安になったりするタイプです。
会社職員の女性に多く、電話の相手や周囲の人達からどう思われたかを気にする傾向があります。

◆会食恐怖

食べているところを他人に見られると緊張して食べられなかったり、自分の立てる音が気になってのどが詰まってしまったり、人前で食事をすることを極端に恐れるタイプです。

◆視線恐怖

人と目を合わせることが怖く、「見られている感じ」が常にしてしまうような他人の視線が怖いタイプと、自分の視線が相手を不快にさせてしまうことを恐れるタイプがあります。
前者が重症になり妄想的になると、別の病気(統合失調症など)の可能性も。

◆書痙

人前で字を書こうとすると緊張してしまい、手が震えて書くことがむずかしくなるタイプ。
人から変に思われるのではないかと思うと、ますます震えたり書けなくなったりしてしまいます。

◆振戦恐怖

職場で来客にお茶を出そうとすると、手が震えてしまう。
上司にチェックされているとパソコンを打ち込む手が震えて、ますます緊張する。
このように人と接する場面で、手や足など体が震えてしまい、そうした場面が怖くなるタイプです。

◆発汗恐怖

人から話しかけられると、緊張してぐっしょりと汗をかく、仕事で接客をしていると、額からポタポタと流れるほど汗をかき、タオルが手放せないなど、人と接する恐怖や緊張のあまり、大量の発汗をするタイプです。

社交不安症(社交不安障害)の症状があてはまると思ったら・・・
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どのような治療が必要でしょうか?

社交不安症(社交不安障害)は、まずは発作を抑えるために薬物療法を開始するのが一般的  社交不安症の治療法には、“薬物療法”と“心理療法”があり、両方とも取り入れるとより有効性が高いと言われています。

 社交不安症は、不安が強くなると苦手な場面を避けるようになり克服のチャンスを失ってしまうため、まずは不安や恐怖を和らげるために薬物療法を開始するのが一般的です。
つらい症状は性格の問題ではなく、適切な治療で治ることを認識することも大切です。


社交不安症(社交不安障害)は、“薬物療法”と“心理療法”両方取り入れるとより有効性が高い また、心理療法のひとつである認知行動療法を併用して、物事のとらえ方を見直したり、不安場面に対処する方法を身につけることも役立ちます。
医療法人和楽会では、心理士による認知行動療法も常時行っております。

社交不安症(社交不安障害)のカウンセリング種類


家族や周囲はどう対応したらよいですか?

◆病気を理解する

 社交不安症の人が強い緊張や恐怖を覚える場面は『社会的な場面』です。
家族や親しい友人の前では、ごく普通の対人関係を結べることが多いため、「気の持ち様」「性格の問題」と言われてしまうことがあります。
しかし、まわりの人が思っている以上に、ご本人は苦しんでいます。
適切に治療をしていけば克服できる「病気」だということを理解してあげることが必要です。

◆受診を促していく

 ご本人が「性格の問題」と思っていると、なかなか受診しようという気持ちになれません。
ご本人の悩みをよく聞いた上で、その症状が社交不安症という病気の可能性があることを伝え、やんわりと受診を勧めてみましょう。