簡単診断(社交不安症(社交不安障害))

社交不安障害

当てはまるものがありますか?
あなたの周囲に人がいると緊張したり不安に思うことがありますか?職場や学校にいると辛いと思ったことはありませんか?
あてはまる症状があったら□の中にチェックしてみましょう。

  • 人前で何か話して恥をかいてしまうのではないかという強い恐怖感がある。
  • 過ちをおかしてしまうことや、誰かに見られ、評価されることがとても怖い。
  • 何かしたり人にしゃべりたくても恥をかいてしまうことが怖くてそれができない。
  • 人と会う前に何日も何週間も悩む。
  • 知らない人と一緒にいる時またはそのような前に吐き気がしたり、震えたり、冷や汗をかいたり顔が赤くなったりする。
  • 学校行事や人前で話すような社会的状況など、人の集まる場を避けることが多い。
  • これらの恐怖を追い払うためにしばしばアルコールを摂る。

これらに該当する項目があったら、あなたは社交不安障害かもしれません。
社交不安障害は医学的な病気であり、深刻な場合もあります。
恐怖心はもともと自分が持っているものであり、その感情を変えることは出来ないと思うかもしれません。
しかし、あなたのその恐怖心には名前がついています。社交不安障害と呼ばれるものです。

この病気にかかることは決してあなたの責任ではないし悩むことはありません。
下記の文章を読んでどうしたらよいか考えてみましょう。
きっと憂うつな気分も消えていつも通りの生活ができますよ。

米国精神保健研究所冊子より(社交不安障害って何?)

1.社交不安障害って何?

社交不安障害は病気です。薬や治療によって治すことが出来ます。
社交不安障害の人は、人前できまりが悪い思いをすることに強い恐怖感を持ちます。
日常の生活に支障が出るほどその恐怖感は深刻になることもあります。
また、職場や学校で人と話をするのが困難だったりします。
恐怖感のために仕事や学校へ行けない日もあります。
人前で赤面したり、震えたりするのではないかと不安になります。
あなたがミスをするのを待ちかまえてあなとのことをじっと見ている人がいると思い込みます。
電話で話すことやデパートで領収書にサインすること、公共のトイレを利用することさえ怖くなります。

多くの人が初対面の人と会う前やスピーチを行う前に少々緊張することはあります。
しかし、社交不安障害の場合、何週間も前から心配になります。
そしてそれらの状況から避けようとあらゆることをします。

2.社交不安障害はいつ発症し、どのくらい続くのでしょうか。

たいていは幼少の頃、または10代に発症します。20代後半に発症することはあまりありません。
誰もが社交不安障害になる可能性があるのですが、女性より男性に多い病気です。家系も関係するようです。

放置しておくと社交不安障害は数年あるいは一生続きます。

3.この病気にかかっているのは私だけ?

いいえ、違います。あなただけではありません。
毎年、530万人のアメリカ人が社交不安障害になります。

4.私に出来ることは?

医師に恐怖心や不安感について相談してみましょう。
社交不安障害が日常生活に支障をきたしていることを医師に相談して下さい。
この冊子を見せるのもいいかもしれません。どのような症状だか説明しやすいでしょう。

医師が社交不安障害(対人恐怖症)を診ているかどうかきいてみましょう。
社交不安障害の患者さんを治療するには専門的知識が必要です。もし専門でない場合は専門医を紹介してもらいましょう。

必ず治ります!

5.医師やカウンセラーはどんなことをするの?

医師はあなたの恐怖感や不安感を軽減する薬を処方します。薬を服用してから数週間で症状が改善します。
多くの社交不安障害の患者さんは専門医やカウンセラーに相談する事ができます。
“治療”できるのです。
治療により、人が集まる場所で過ごしやすくなるでしょう。

ある患者さんの事例です。

“学校で、いつも先生に指されるのが怖くて仕方がありませんでした。答えが分かっていてもです。
就職してからは上司に会うのが嫌でした。同僚と一緒に昼食をとることもできませんでした。
他人に見られることや批評されることが心配で、自分をごまかして過ごしていました。
会議のことを考えると心臓がドキドキして冷や汗をかくこともありました。会議の日が近づくにつれその症状はどんどん悪化しました。
スタッフ会議の前は何日も眠れなかったり何も食べられなくなったりしました。

“友人は医師に相談することを勧めてくれました。
そうして本当に良かったと思います。
人の集まる場所にいても恐怖感を軽減していくれる薬を医師は処方してくれました。
根気強く治療を続けることが必要ですが、カウンセラーが恐怖感にどう対応していったら良いか教えてくれますよ。

覚えていて下さい-----今すぐ治療できます。
恐怖心と不安症について医者に相談しましょう

米国精神保健研究所冊子より
(NIH Publication No.00-4679)
翻訳:白澤 彰子