報告「第4回マインドフルネス・リトリート2015 in 蓼科」
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2015年9月4日(金)から6日(日)の2泊3日で「第4回マインドフルネス・リトリート2015 in蓼科」を開催しました。場所は、長野県茅野市蓼科にあるセミナーハウス ケ・セラ・セラで、7名の方が参加されました。

【リトリート初日】

前日まで蓼科は天候が不安定でリトリート期間中の天候が心配でしたが、4日の13時に参加者の方々が茅野駅に着く頃から、少し晴れ間が見えるくらいに天候が回復し安定してきました。
セミナーハウスに到着した当初、参加者の方の表情は、やや緊張気味でした。
まずは、オリエンテーションで自己紹介やリトリート中の注意事項の伝達等を行いました。その後、貝谷奈津子副理事長より「こころの花束」が行われました。蓼科の季節のお花を自分自身の感性で好きなだけ選び、好きな花瓶に思い思い活けていただきました。色とりどりに咲き誇る美しい花を見た瞬間、参加者の顔は、ぱーっと明るくなり、繊細な花の感触と鼻の命を感じながら、皆さん集中して花を活けていました。その後、その花は、各自部屋に持って行っていただき、リトリート期間中皆様のお部屋を華やかに彩ってくれました。

【「こころの花束」で使ったお花】

t01その後、長谷川先生よりヨーガの指導があり、続けて貝谷先生、長谷川先生の指導で瞑想に入りました。ヨーガ、瞑想と進むにつれ、参加者の方が落ち着いていき、集中力が高まっていくのを感じました。

【瞑想】

t02瞑想が終わった後は、蓼科の地産の食材を使った食事をとりました。特に、野菜と果物は大変好評で、素材そのものの味を十分に味わうことができました。更に驚きなのが、蓼科のお水です。市販のミネラルウオーターより美味しく、ぜひ、一度味わっていただきたいです。
食後、NHKで放映された「こころの時代」のティクナットハン師の番組(録画したもの)を皆様で見ました。ティクナットハン師の人生、考え方、言葉はマインドフルネスそのものです。皆様、それぞれが感じたところがあったと思います。
ここまでで、リトリート初日は終了です。

【リトリート2日目】

2日目は朝6時半、ティンシャの音色で目覚めです。朝7時より、長谷川先生のヨーガを行いました。朝露も気持ちよく、朝の澄んだ空気と青空のもと、木のデッキにヨーガマットを敷き、ヨーガを行いました。室内でのヨーガとは、一味違う刺激で、これもまた大変好評でした。やや動きのあるアーサナも行ったので、目も頭もしゃっきり起きたようです。その後、貝谷先生指導の瞑想に突入しました。瞑想もヨーガに引き続き、青空のもとです。セミや鳥の声が聞こえ、鼻腔を通る空気も気持ちよく、とても心地よい瞑想の時間になりました。
その後の朝食は引き続き、外の空気を味わいながらの食事でした。
貝谷先生からの講話は、マインドフルネスを科学的にも説明した内容で、マインドフルネスの効果を脳の視点からも体験的な視点からも解明したものでした。その後、車で移動し八ヶ岳の山々が望める会場でランチをとりました。そのまま、マインドフルネス・ウォーキングとして竜神の池周辺を歩きました。林道を通り、池の周辺をぐるっと回るコースでしたが、ところどころ栗鼠がいたり、トンボや蝶が飛んでいたりと自然あふれる環境を気持ちよく楽しんで歩きました。セミナーハウスに戻ってきてからのヨーガと瞑想も集中の高まった雰囲気の中で行うことができました。

【マインドフルネス・ウォーキング】

t03夜の貝谷先生のコスモスセラピーでは、命の大切さと尊さを実感し、その後、芝生に移動し、雲間から覗く星をみました。護摩焚きでは、暖炉で火に、各々が昇華したいことを紙に記し燃やしました。過去の整理をした人もいれば、希望や決意を記した人もいました。

【護摩焚き】

t04

【リトリート3日目】

3日目の起床もティンシャの音色からでした。2日目同様朝7時からヨーガと瞑想です。ヨーガは貝谷明日香先生で、シトシトと降る雨の静かな音を聞きつつ、気持ちよく体に集中を高め、貝谷先生指導の瞑想にバトンタッチされ、寂静の中集中が高まっていくのが感じられました。その後、テラスでの朝食後、各自の部屋をマインドフルに掃除をしました。
そして、最後のまとめとしてシェアリングを行い、貝谷先生より一人ずつに修了証を授与して終了となりました。

【結語】

t05「リトリート」とは、『日常生活から離れ自然あふれる環境で自分だけの時間に浸る場所』という意味があります。今回のマインドフルネス・リトリートでは、正にそのような体験をしていただくことができたのではないかと思います。
今後も、様々な企画をしていきたいと思います。毎日のクラスに参加していただくとともに、機会が合いましたらこのようなリトリートにもぜひ参加し、ちょっと日常から離れてみるのも良い時間になるかと思います。

報告者:赤坂心理士 小松先生

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